2011年6月 9日 (木)

リーマンショック後から今までの仕事状況

ずっと2、3社の仕事を淡々と継続していましたが、2008年秋のリーマンショック後は多少バタバタしました。リーマンショックの直後は、さかんにニュースでいろんな影響を伝えているのを見ながらも、別に翻訳の仕事量に変化はないなと思っていたのですが、翌年1月頃からなんとなく雲行きが怪しい感じがしてきて、2月に入ったらどこからも仕事の依頼が止まりました。ちょうど1月下旬に重い風邪をひいたため、最初は「休めてちょうどいいな」と思っていたのですが、1週間から10日たっても仕事の気配がまったくないという時点で、まだ体調もちゃんと戻っていないのに、「無職になっちゃうのかな」みたいに、ひどく落ち着かない気分になり、焦りが募りました。

結局これは取引先を増やすしかないと思い、7年ぶりくらいにトライアルを受けよう、と思い立ちました。それでネットで翻訳者を募集している会社を探したんですが、なかなかこれといった口がなくて、かなりの時間をかけてなんとか2社をピックアップしました。トライアルを受けてどちらも合格。7年も仕事をしてきて落ちたらショックですよね。とりあえず落ちなかったことにホッとしました。新たに契約したうちの1社からは合格後しばらくの間継続的にお仕事を出していただいたので助かりました
また、それまで打診があってもスケジュールが合わずに受けられないことが多く、しばらく仕事をしていなかった既存の取引先に、「今時間があるんですがお仕事ありませんか」的な営業メールを初めて出してみました。初めてなのでかなり緊張しました^^。それほど規模は大きくありませんが、案件を発注していただいたのでまたホッとしました。

そうこうしているうちに、以前お世話になっていたコーディネーターさんで別の翻訳会社に行かれた方からお声が掛かり、もう1社取引先が増えることになりました。結局2月中はまるまる仕事がありませんでしたが、3月に入ってからぼちぼち仕事が入り始め、夏ごろには仕事量もすっかり元通りになりました。翻訳の仕事がなくなることはなさそうだということが分かったので、これからは浮き足立つことのないようにしたいと思います。

ただし、翻訳料金については、不景気の続く中、価格破壊が進んでいるというか、以前なら見習いレベルの相当低いと思われるレートが普通に通用しているような話も聞きます。今は自分で参考書や辞書をいろいろと買い込まなくてもインターネットでたいがいの調べ物はできるので、PCを大事に使えば必要経費は昔よりは少ないかもしれませんが、それにしても水準が低いような気がします。
私の今の翻訳料金も10年近く前の駆け出しのころのレートからごくわずかに上がったぐらいのレベルです。少し高めのレートを提示してくれていた翻訳会社の1つは、IT関連翻訳から撤退して取引が終わってしまいました。仕事を始める前には、キャリアを積めば徐々にレートが上がって収入も増えていくのでは、と思っていたのですが、今レートの交渉を持ちかけて上げることができそうにも思えず(度胸がないだけでしょうか)、体力的にも仕事量を増やすことは無理なので、収入は順調に行ってもずっと横ばいということになりそうです。

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身内に不幸があったとき

実務翻訳業に関して思うところを一通り書いたら、いったん気が済んでしまったみたいで、何も書かずにいるうちに早3年が過ぎました。でもまだこのブログに来てくださる方がいらっしゃるようなので、久しぶりに書いてみようと思います。

もうだいぶ前のことになりますが、私の身内に不幸があり、すぐに実家に帰らなくてはならなくなりました。そのときの仕事の状況は、小規模な案件を3件受けたばかりで、どれもまだ手をつけていない状態でした。本当に突然のことだったので気が動転していましたが、3社に電話をかけて「申し訳ありませんが、こういう事情で…」と仕事のキャンセルをお願いして、他の方に依頼していただくことになりました。どのコーディネーターさんも温かい言葉をかけてくださり、大変ありがたかったです。

こんなふうに突発的なことで仕事ができなくなることは、誰にもありえます。翻訳会社を通じて仕事をするということは、自分がクライアントへの営業をしなくていいというだけでなく、こういった場合に対処してもらえるというリスク対策の側面もあります。クライアント直請けで仕事をしたことはないのでよくわかりませんが、直接仕事を請けている場合は、緊急事態に代わりにやってもらえる人を自分で確保しておく必要があるのではないでしょうか。

新たに翻訳を依頼する人を探す手間をかけさせることにはなってしまいましたが、まだこのときは、翻訳会社の方に迷惑をかける度合いは比較的小さい方だったかと思います。もし、大規模な案件を受けたが、いろんな理由で進捗がどんどん遅れ、納期まで相当がんばらないと終わらないような状況に陥っているようなときにこのようなことがあった場合は、コーディネーターさんも対処がすごく大変になるだろうなと思います。最終納期までに余裕がなければ、複数の人に頼まなければならないでしょうし、1つの案件を分割すればするほど、全体の整合性を確保するのに手間取ることになります。

やむをえず仕事を中断しなければならなくなったときに、なるべくジタバタしなくてすむようにする対策として今のところ思いつくのは、「仕事を詰めすぎない」、「きちんと予定通りに進捗させる」といったことぐらいです。あとは、普段から事務的なことも含めて丁寧な対応をして、コーディネーターさんとの関係を良好にしておくことも大事かと思います。

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2008年5月31日 (土)

五月病気味なこのごろ

2月と3月は、長男の初めての受験と、取引先が増えたことで緊張していていましたし、4月は2人の子供の入学にまつわるゴタゴタで慌しく、他にPTAやら町内会なんかの用事もあり、かなりキリキリしていました。そして子供たちがそれぞれ進学して生活のペースが変わったことに伴って、自分の生活のペースも多少変わったのですが、まだそれに慣れなくて、結構しんどいですね。長男が、最近なんかもやもやして気合が入らないなどと五月病っぽいことを言っていますが、私自身も「仕事したくない病」にかかるときがあり、五月病気味かもしれません^^; 2月~4月の反動が来たかなと思います。

翻訳を始めてから、これまでにも仕事したくない病になることが何度かありましたが、いやいやながらもこなしているうちにいつの間にか立ち直っているという感じでした。今回もそうだろうと、楽観的に構えることにします。

新規の取引先からは、もとからのメインの取引先と似たような案件がくることもありますが、マニュアルやローカライズではない普通の文章の案件もあり、そういうものを訳すと、最近の閉塞感が和らぐような気がします。ただし、ほとんど1社の案件しか受けない期間が長かったため、2社の案件のペース配分をどうしていけばよいのかというのがまだ試行錯誤中で、ちょっと無理してしまうこともあり、落ち着くまでにはまだ少し時間がかかりそうです。

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2008年4月17日 (木)

ちょっと変化がありました

前回更新してからもう半年もたつんですね。月日が過ぎるのが早すぎます^^;

今回はちょっと仕事上の変化があったので書きます。久しぶりに取引先の翻訳会社が1社増えることになりました。と言っても自分から動いたわけではありません。これまでの取引先で以前お世話になっていたことのあるコーディネーターさんが、そこを退社してから別の翻訳会社に移られたようで、その新しい会社から、こちらで契約してもらえないかと連絡があったのです。

今までに、ずっとお付き合いしてきた2社とも、担当だったコーディネーターさんが退社されるということは何度もありました。翻訳会社は結構人の入れ替わりが多そうで、大変な仕事なのかなと思います。クライアントの案件の内容、形式、分量、日程と、登録翻訳者ごとの得意分野、レベル、作業可能量、スケジュールを把握し、それらを上手く組み合わせて最良のアウトプットを出さないといけません。また、その都度変化する状況にも対応しなければなりませんし、マルチスレッド的な事務的能力に欠ける自分には難しそうです。あとは、大手のIT関連のクライアントの案件だと、ファイル構成がすごく複雑なことがあるので、翻訳の前処理や後処理も慎重に行う必要がありますし、そのへんも大変だと思います。
これまで退社後はみなさんどうされているかというのはまったく分かりませんでした。翻訳者として独立したり、あるいはまったく別の職種に移ったりしているのでしょうか。とりあえず今回、別の翻訳会社に移られた方もいたということがはっきりしました。

こんなふうにお声がかかるということは、自分の力を認めてもらえたということかなと思い、嬉しくはあったのですが、前にも言ったように、メインの会社の仕事だけで、わりといっぱいいっぱいだったので少し迷いました。元の会社に対して、作業量が減るのは迷惑かなとも思いましたし。それでも契約しようと思った主な理由は、前回も書いたようにメインの取引先の仕事内容にやや閉塞感を感じていたことです。

メインの取引先では、以前は自分の得意分野にはまる仕事や、ちょっと変わったおもしろい仕事も時にはあったりしたんですが、今はずっと某大手IT関連企業のある分野の技術者向けマニュアルおよびローカライズのみです。翻訳会社のHPを見ても、以前とは業務内容のページが変わっていて、もう絞った分野の案件しか受けていない感じです。業務の効率化を図るとそうなるんでしょうか。それはそれで、仕様や作業方法にある程度の一貫性があるのは楽ですし、コンスタントに仕事が発生するので、安定収入を得るという意味では良いのだろうと思います。でも、内容的に自分の本当の専門からは少しずれているため、モチベーションを上げづらく、また、しばらく前からレビューの依頼が結構多いことも、しんどさにつながっています。

レビューはできればそんなにやりたくないというのは前の記事でも書いたことがありますが、根を詰める作業だと言うだけでなく、しばらく前から眼精疲労がひどくなり、原文と訳文を一生懸命見つめてしまうレビューの仕事が身体的にもつらくなってきたということもあります。目薬をさしつつ仕事をしていますが、視力の低下を感じますし、完全にドライアイだと思いますし、一度眼科に行ったほうがいいかなと思うくらいの状態です。それもなんだかんだ先延ばしにしてるんですが、目と指は商売道具なので大事にしないといけないですね…

その新しい会社と契約する理由としては、実際の作業よりもしばらく前に打診してくれそうで、メインの会社の案件との調整がしやすそうだな、ということもあります。メインの会社の仕事を大事にしつつ、新しい会社の仕事を少しずつ受けてみて、どんな感じか見極めていこうと思っています。

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2007年10月 7日 (日)

マンネリ気味?

このブログのことをまったく忘れていたわけでもないのですが、書きたいことはある程度書いてしまった感じで、ここのところ特にネタもなく、ずっと更新していませんでした。

相変わらずメインの1社からの案件で手一杯で、仕事の内容的にはちょっとマンネリ気味になってきたかもしれません。なんでも夢中になってやっていた初期の頃を思うと、モチベーションは下がり気味なような。やや面白い仕事もあるもう1社の案件も受けたいのですが、納期に余裕がないか、打診があった時点では予定がはっきりせず流動的で、そのために時間をあけるのはリスクがあるか、どちらかであることが多く、結局受けられなくなっています。

内容が面白くてコンスタントに仕事を発注してくれるという都合のよい翻訳会社がほかに見つかればいいのですが、そんなところにめぐり合うのにどれだけエネルギーを使うだろうか、と考えてしまいます。また、自分の興味や専門分野にストライクなクライアントを見つけて直接取引きすれば、なんてことも考えられますが、まず特別コネもないです。そしてクライアント直受けともなると、翻訳以外のマネージメント業務が発生しますし、責任も重くなりますし、今の自分にできるとはあまり思えません。

結局、できる範囲である程度安定した収入を得ようとしてやっている以上、やっぱり現状のまま粛々と仕事をしていくのがいいのかな、という結論になっています。そのメインの会社で最初にお世話になったコーディネーターさんは、「翻訳者を育てよう」という姿勢があり、始めたばかりの不安でいっぱいの時期に翻訳の出来を評価してくれて自信をつけさせてくれたり、ものすごく忙しそうなのにつまらない質問や問い合わせ攻撃にもきちんと回答してくれたので、非常に恩を感じています。その後何人かメインの担当の方が変わりましたが、どのコーディネーターさんとも気持ちよく仕事ができています。そんな環境は簡単に切り捨てられません。もし今後そこからの仕事が減るようなことがあったら、また考えようという感じです。

あと6~7年たって下の子が高校を出た頃にはもう少し余裕ができるかな、そうしたら少し趣味に走ってもいいかな、などと思うことはあります。

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